2015年12月25日
スタッフブログ
歯科と研究 その78
こんにちは 八王子 駒津歯科 インプラントチームの東です。
「歯科と研究」第78回目は「行動実験33」です。
今回は「強制運動テスト」についてです。
これは、一定速度で回転するベルトの上で走らせる装置トレッドミルによって、実験動物に強制的に運動をさせる試験です。
人で言うルームランナーと同じです。
人は自らの意志で走りますが、実験動物を自主的に走らせることは難しく、通常電撃を罰刺激として走らせます。
ネズミが走らずに回転するベルトから落ちると電極に触れて電撃がかかるようになっています。
走行時間と速度から走行距離が算出でき、この装置自体は運動負荷が目的ですが、疲労困憊で走られなくなるまでの時間を測定することによって運動能力を評価することもあります。
脳が障害されることで運動機能が低下しているか判断するときなどに用いられます。