2015年12月11日
スタッフブログ
歯科と研究 その76
こんにちは 八王子 駒津歯科 インプラントチームの東です。
「歯科と研究」第76回目は「行動実験31」です。
今回は「味覚嫌悪学習テスト」についてです。
このテストは、実験動物の好む味(薄い塩味など)を体験させた後に塩化リチウムを投与します。
これにより、好む味と塩化リチウムによる気持ち悪い感覚を学習し、この味を摂取しないようになります。
動物にとって味覚により食べ物を選別する行動が重要であるため、気持ち悪くなる食べ物は食べないという行動が容易に学習されるものと考えられます。
これは味の認識や学習にかかわる脳の研究に用いられます。