2015年12月18日
スタッフブログ
歯科と研究 その77
こんにちは 八王子 駒津歯科 インプラントチームの東です。
「歯科と研究」第77回目は「行動実験32」です。
今回は「物体認識テスト」についてです。
実験動物は新しい環境に入ると探索行動をします。
時間経過により新規性が低下して探索行動が減少するとともに、運動量は低下してきます。
ケージ内に新規物体があれば物体に対する探索行動も認められます。
この試験は、2個の物体をケージ内に置き探索行動をさせた後、1個の物体を新規のものに替えて探索行動をさせると、記憶により旧知物体に対する探索行動が新規物体に対するものより低下するか観察します。
両物体への探索時間の合計に対する新規物体に対する探索時間の割合を学習・記憶の指標とします。
認知症モデルなどでは健常なマウスと比較して、何回か試験をやっても探索時間が短くなりません。