2015年12月04日
スタッフブログ
歯科と研究 その75
こんにちは 八王子 駒津歯科 インプラントチームの東です。
「歯科と研究」第75回目は「行動実験30」です。
今回は「階段テスト」についてです。
これは四肢の機能を測定する方法で、運動障害を起こしたマウスにおける障害の程度もしくは薬による回復の程度を測定します。
運動機能の障害モデルは、脳梗塞、脊髄損傷や頭部外傷など様々な処置により作成され、障害または回復の程度をこの実験で評価されます。
階段状の装置に一つずつ餌を置き、左右の前肢でそれぞれ捉えて摂取する機能も測定でき、これは前肢機能の判定に用いられます。
餌は階段の上に置かれているため、手を伸ばす能力によりどの段に置かれた餌を摂取できるかが異なり、また、左右に置かれた餌は左右それぞれの前肢でしか取れないため、左右の前肢の機能を個別に測定することが可能です。
脳梗塞など、障害側の確認に有用です。